「“トリック”は以前から海外で撮影したいと話をしていましたし、また思っていたのですが、まさか最後の作品が海外になるとは…。寂しい気持ちもありますが、今回、マレーシアに初めて来て、キャスト・スタッフが汗だくで頑張っているという懐かしい“トリック”らしい雰囲気の中で撮影できましたので、是非、みなさん楽しみにしていてくださいね。」
「“トリック”で海外には以前から来てみたかったです。日本では色々な村や山の中でロケをしたので、もうロケをするところはないんじゃないかと思っています。今回久しぶりに夏に“トリック”を撮影するということで、初めて“トリック”の現場に臨んだ時も夏だったので、第一作のような雰囲気が再現されるんじゃないかと期待しています。」
「今回は、前回までのシリーズと違って、奈緒子さん(仲間さん)と上田先生(阿部さん)との共演シーンが多くて嬉しいです。今まで見たことのないような仲間さんと阿部さんの表情などを見ることができて本当に楽しいです。」
「“トリック”の世界観は以前から僕も知っていたので、今回参加できてとても嬉しいです。監督からはどんな状況でもスーツをきちっと来て、ピシッとしている役柄と言われていたのですが、実際にマレーシアに来てみるとあまりの暑さにはまいりました。シリーズの最後の作品に出演できることは大変嬉しいことなので、頑張って暑さと、監督の撮影スピードと戦い、有終の美を飾りたいと思います。」
「レギュラーの方々にも、とても和やかに迎え入れて頂き、大変楽しく撮影をさせていただいています。本当にみなさんのキャラクターが強いので、それに飲まれることなく、“トリック”の世界にうまく入っていければと思います。全てのシリーズがすごく魅力的なので自分が加わることで、よりラストステージが面白くなれば嬉しいです。」
「“トリック”といえば日本では知らない人はいないと思うんですけど、記念すべき最後の作品で、重要なキーパーソンになるような役柄を演じさせていただくことに少しプレッシャーを感じていました。しかし、現場に入るとすぐに堤監督の世界観に入ることができ、レギュラーのみなさんのおかげで自然に“トリック”の世界に染まることができました。実際に映画になった時にどのようなキャラクターが出てくるのかすごく楽しみです。」
「日差しは強く、気温は高く、スコールもしょっちゅう降る中、いくつものジャングルと洞窟を転々とする過酷な現場ではありますが、現地の方々が協力的で撮影は順調です。なによりマレーシアは、大変奥の深いところで、知れば知るほどおもしろいんです。語れば何時間でも語れますよ。地球の東西、南北の中間に位置し、複雑な歴史背景の中で多民族が住み、様々な宗教と文化が混在し、ジャングルの中でWi-Fiが繋がるという自然と現代文明が交錯する不思議な土地は、奇妙なダークさと底抜けな明るさが渾然一体となった“トリック”の世界にピッタリです。今回の完結編には、“トリック”シリーズの原点に帰るというテーマもあり、シリーズ中ずっと引っ張っていた奈緒子の出生の秘密にもスポットライトが当たりますので、“トリック”の集大成を飾るのにふさわしいこの場所で撮影ができたことに運命を感じます。」